データベース > RDS for MariaDB > 概要
NHN Cloud RDS for MariaDBは、リレーショナルデータベースをクラウド環境で提供するサービスです。
複雑な設定をしなくても、高可用性のリレーショナルデータベース使用できます。
特徴および機能
- RDS for MariaDBは、ユーザーのComputeおよびNetworkのサービスを有効化すると使用できます。
DBインスタンス
- 欲しい時にすぐに作成できるデータベースサーバーです。
管理機能
- 希望の時間に自動的にバックアップをするよう設定できます。
- サービスに影響を与えない時刻に、複数の管理作業を行うことができます。
モニタリング
- 別途インストールを行わずにDBインスタンスのハードウェアおよびDatabaseの状態を監視できます。異常兆候の通知を設定することで迅速に対応が可能です。
用語説明
DBインスタンス
- RDSで提供するリレーショナルデータベースの単位です。
- DBインスタンスは、仮想デバイスとインストールされたリレーショナルデータベースを併せた概念です。
- NHN CloudのComputeおよびNetworkのサービスで提供する仮想デバイスから希望のスペックのものを選び、DBインスタンスを作成できます。
- DBインスタンスは、20GB~2TBのサイズのHDDおよびSSDストレージをサポートします。
- DBインスタンスのOSには直接アクセスできません。DBインスタンスを作成する時、指定したポートを通してデータベースにのみアクセスできます。
- DBインスタンスは、ユーザーのComputeおよびNetworkのサービスのVPCサブネットを選択した時のみ作成でき、これを介してユーザーのComputeおよびNetworkのサービスのインスタンスと通信できます。
- DBインスタンスは、ユーザーのサブネット以外の外部ネットワークと断絶されています。外部から接続したい場合は、Floating IPを接続する必要があります。
- ComputeおよびNetworkのサービスを利用中の場合、DBインスタンス作成時、接続したいサブネットを設定できます。
- 接続されたサブネットにあるDBインスタンスとインスタンスの間には、ネットワーク接続が有効になります。
- マスター(Master)は、読み込み(read)、書き込み(write)が可能な一般的なインスタンスです。
- リードオンリースレーブ(Read Only Slave)はマスターをリアルタイムに複製(レプリケーション)するインスタンスで、読み込みのみ可能です。
- キャンディデートマスターは、高可用性機能を使用した時、障害に備えてマスターと異なるアベイラビリティーゾーンに作っておいた障害対策用インスタンスです。
アベイラビリティーゾーン(availability zone)
- DBインスタンスが作成される論理的な領域を意味します。
Floating IP
- 外部と通信するための動的IPです。
- Floating IPは、DBインスタンスと接続されたユーザーVPCサブネットにインターネットゲートウェイが接続されている時のみ使用できます。
- Floating IPが接続されたDBインスタンスのデータベースは、外部から接続できます。
- Floating IPは、作成すると即時にDBインスタンスとは別途の料金がかかります。
高可用性
- 高可用性機能を使用すると、現在使用中のインスタンスや該当インスタンスがあるAvailability Zoneに問題が発生した時、別のAvailability Zoneに作っておいたCandidate Masterインスタンスで自動的にフェイルオーバーを実行します。したがって、データベースの障害時間を最大限短縮できます。
- Masterインスタンスに対する高可用性を保障します。