Network > Service Gateway > コンソール使用ガイド

コンソールでService Gatewayサービスを使用する方法を説明します。

サービスゲートウェイ

サービスゲートウェイの作成

サービスゲートウェイを作成する方法は次のとおりです。

  1. Network > Service Gatewayに移動します。
  2. サービスゲートウェイ作成ボタンをクリックすると作成画面が表示されます。
  3. サービスゲートウェイに使用する名前を入力します。
  4. VPCを選択します。選択されたVPCに依存するサービスゲートウェイが作成されます。
  5. サブネットを選択します。選択されたサブネットでサービスゲートウェイのIPが割り当てられます。
  6. サービスを選択します。サービスゲートウェイに割り当てられたIPでアクセスすると、この項目で選択されたサービスに接続されます。

サービスゲートウェイの照会

作成したサービスゲートウェイはNetwork > Service Gateway画面で確認できます。サービスゲートウェイを選択すると、下部にサービスゲートウェイ情報が表示されます。

サービスゲートウェイの変更

サービスゲートウェイを変更する方法は次のとおりです。名前説明のみ変更できます。

  1. Network > Service Gatewayに移動します。
  2. サービスゲートウェイ変更ボタンをクリックし、変更画面で項目を変更します。

サービスゲートウェイの削除

サービスゲートウェイを削除するにはNetwork > Service Gateway画面で削除するサービスゲートウェイを選択し、サービスゲートウェイ削除ボタンをクリックします。

サービスゲートウェイの使用

サービスゲートウェイIPの確認

  1. Network > Service Gatewayに移動します。
  2. サービスゲートウェイリストでIPアドレスを確認します。
    このVM InstanceからこのIPアドレスに接続すると、サービスゲートウェイが接続しているサービスに接続されます。

サービスゲートウェイ接続

作成されたサービスゲートウェイのIPアドレスが192.168.1.42である場合、次のような方法でサービスにアクセスできます。

  • VM InstanceからサービスゲートウェイIPに接続すると、サービスゲートウェイ作成時に選択されたサービスに接続され、サービスを使用できます。

    • IPアドレスを使用してhttpsプロトコルを利用する場合、証明書関連エラーが発生する可能性があります。
    • httpsの使用が必要な場合はVM Instanceの/etc/hostsにIPアドレスとURLを追加してください。
    • 例) IPアドレスを利用してオブジェクトストレージからファイルをダウンロード
      ~# wget http://192.168.1.42/v1/AUTH_8222a22c22244badbf876dcd521f3f98/test-obs/test_file.txt
      
  • サービスゲートウェイを利用してサービスにアクセスするとき、URLをサポートしません。URLアクセスが必要な場合は以下の例のように/etc/hostsファイルにURLを追加する必要があります。

    • 例) URLを利用してオブジェクトストレージからファイルをダウンロード
      /etc/hostsファイルに以下のようにサービスゲートウェイのIPアドレスとObject StorageのURLを追加します。

      192.168.1.42    kr1-api-object-storage.nhncloudservice.com
      

      IPアドレスの代わりに/etc/hostsに追加したURLで接続

      ~# wget https://kr1-api-object-storage.nhncloudservice.com/v1/AUTH_8222a22c22244badbf876dcd521f3f98/test-obs/test_file.txt
      

サービスゲートウェイでオブジェクトストレージを使用する例

オブジェクトストレージに関連する内容は、例を説明するための水準でのみ記述します。オブジェクトストレージの詳細についてはユーザーガイド > Storage > Oject Storageを参照してください。

サービスゲートウェイの作成

オブジェクトストレージAPIを使用するには認証トークンを発行する必要があります。インターネットを使用できない隔離された環境のVPCからObject Storageを使用するには認証トークンもサービスゲートウェイを利用して発行する必要があり、次の手順に従ってサービスゲートウェイを作成する必要があります。

  1. Object Storageサービスを選択してサービスゲートウェイを作成します。
    オブジェクトストレージAPI接続用のサービスゲートウェイです。
  2. IaaS API Identityサービスを選択してサービスゲートウェイを作成します。
    認証トークン(token)を発行するためのサービスゲートウェイです。
  3. 作成された2つのサービスゲートウェイでIPアドレスを確認します。

/etc/hostsファイルの編集

Object Storageを選択して作成したサービスゲートウェイのIPアドレスが192.168.1.42で、IaaS API Identityを選択して作成したサービスゲートウェイのIPアドレスに192.168.1.57が割り当てられた場合、VM Instanceの/etc/hostsファイルに以下のようにIPアドレスとURLを追加します。

[参考]オブジェクトストレージのAPI URLアドレスはコンソール画面のStorage > Object StorageAPIエンドポイント設定ボタンをクリックして確認できます。
[注意]リージョンごとに使用するオブジェクトストレージAPIのURLアドレスは異なるため、APIエンドポイント設定のURLを必ずご確認ください。

192.168.1.42    api-identity-infrastructure.nhncloudservice.com
192.168.1.57    kr1-api-object-storage.nhncloudservice.com

認証トークンの発行

オブジェクトストレージのAPIパスワード設定を行い、認証トークンを発行します。

  • APIパスワード設定
    1. Storage > Object StorageAPIエンドポイント設定ボタンをクリックします。
    2. APIエンドポイント設定画面のAPIパスワード設定に使用するパスワードを入力し、変更ボタンをクリックします。

      [参考]詳細な使い方はユーザーガイド > Storage > Object Storage > APIガイドを参照してください。

  • 認証トークン発行リクエスト
    NHN CloudログインIDと、設定したAPIパスワード設定のパスワードを利用してIaaS API Identityサービス用に作成したサービスゲートウェイURLにトークン発行をリクエストします。

    • auth.passwordCredentials.usernameにはNHN CloudログインIDを使用
    • auth.passwordCredentials.passwordにはAPIパスワード設定に入力したパスワードを使用
      ~# curl -X POST -H 'Content-Type:application/json' https://api-identity-infrastructure.nhncloudservice.com/v2.0/tokens -d '{"auth": {"tenantId": "2fda9d4b88244a0a92ff23841198e2e6", "passwordCredentials": {"username": "example@nhn.com", "password": "example123"}}}'
      
  • 認証トークン発行レスポンス
    以下のレスポンスでaccess.token.id項目の値が認証トークンです。access.token.expiresに記録された時間まで認証トークンが有効です。

        {"access":{"token":{"id":"gAAAAABiVnmCOJVJhh1W2eXGo3aL0eaZxXmd-SMDMIE3zmip2lXy6eH0BlZAlTZBG20dWEm7TF4zi4YIOTKnc6yKh_wqZsyxgMWKkpVNShzE-k6GaSThBP54QeUePSjC2t-R10X6G4xL_Wecl-V-lV-bnOfVo6Ccpz6rv9eLYJnbJw7KrIMSSiY","expires":"2022-04-13T19:19:30Z","tenant":{"id":"2fda9d4b8821111192ff23841198e2e6","name":"tTMgSSSF","groupId":"XXj2zkH7777modGU","description":"","enabled":true,"project_domain":"NORMAL","swift":true},"issued_at":"2022-04-13T07:32:14.000441"},"serviceCatalog":[{"endpoints":[{"region":"KR1","publicURL":"https://api-identity.infrastructure.cloud.toast.com/v2.0"}],"type":"identity","name":"keystone"},{"endpoints":[{"region":"KR2","publicURL":"https://kr2-api-storage.cloud.toast.com/v1/AUTH_2fda9d4b88244a0a92ff23841198e2e6"},{"region":"KR1","publicURL":"https://api-storage.cloud.toast.com/v1/AUTH_2fda9d4b88244a0a92ff23841198e2e6"}],"type":"object-store","name":"swift"}],"user":{"id":"80884888887b45dbaf9b815117130671","username":"5111111c-b111-4b11-b11b-01111f81111f","name":"5211122c-bfc4-4115-b11b-05b52f84
    

オブジェクトストレージAPIの使用

認証トークンの発行が完了したらオブジェクトストレージAPIを使用できます。オブジェクトストレージにexampleというコンテナを作成し、test_file.txtを入れたと仮定した場合、以下のようなAPI使用方法でコンテナにあるファイルを照会できます。

  • リクエスト
    X-Auth-Tokenに認証トークンを追加してリクエスト

    ~# curl -X GET -H 'X-Auth-Token:gAAAAABiVnmCOJVJhh1W2eXGo3aL0eaZxXmd-SMDMIE3zmip2lXy6eH0BlZAlTZBG20dWEm7TF4zi4YIOTKnc6yKh_wqZsyxgMWKkpVNShzE-k6GaSThBP54QeUePSjC2t-R10X6G4xL_Wecl-V-lV-bnOfVo6Ccpz6rv9eLYJnbJw7KrIMSSiY' https://kr1-api-object-storage.nhncloudservice.com/v1/AUTH_2fda9d4b88244a0a92ff23841198e2e6/example
    
  • レスポンス
    オブジェクトストレージコンテナにあるファイルリストを確認

    test_file.txt
    
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