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始める前に

ゲームサーバーの運営は、開発が完了したサーバーバイナリを希望する規模の物理機器に配布し、希望する論理構成で駆動することから始まります。 また、モニタリングとバイナリ管理、そしてパッチサポートなどが必要です。GameAnvilコンソールはこれらの要件をすべて満たしています。この文書では、GameAnvilを利用して実装したゲームサーバーをコンソール上で配布して運営する方法を説明します。

用語整理

この文書では次のような用語をよく使います。ほとんどの用語は一般的な意味と変わりませんが、「ゲームサーバー」などの一部の用語はGameAnvilで特別に定義した意味で使うので、用語をすべて熟知してから文書を利用することを推奨します。

用語	意味
サーバーバイナリ	サーバーインスタンス上でサーバープロセスとして実行可能な.jarファイル。該当バイナリはユーザーが実装したすべてのノードのコードが含まれています。
サーバープロセス	ゲームサーバーを駆動中のプロセス。すなわち、サーバーバイナリを実行した状態。
サーバーインスタンス	ゲームサーバーを駆動するためのNHN Cloudインスタンス(VM)
ゲームサーバー	サーバーバイナリが配布されたサーバーインスタンスまたはすでにプロセスとして駆動している状態のサーバーインスタンス全般を包含する抽象的な用語。すなわち、ゲームサービスが可能な物理装備+バイナリの組み合わせ。GameAnvilはサーバーインスタンスとサーバープロセスを1つの概念として管理します。文書やコンソールのメニューなどでは、これを略して「サーバー」と呼ぶこともあります。
サーバー	ゲームサーバーと同じ意味
ノード	1つのサーバープロセスを構成する機能単位。1つのサーバープロセスは1つ以上のノードで構成可能(詳細については、サーバー開発ガイドを参照)
コンソール	NHN CloudでGameAnvilサービスを有効化するとアクセスできるGameAnvil Consoleを略してコンソールと呼びます。
配布	サーバーバイナリをサーバーインスタンスにアップロードする過程
配布ファイル	サーバーインスタンスにアップロードされた/アップロードするサーバーバイナリ
構成	サーバーを好きな形に構成(Config)することを意味します。サーバー設定も同じ意味です。

GameAnvilサービスの有効化

GameAnvilを使用するにはNHN CloudコンソールでGameAnvilサービスを有効にする必要があります。サービス選択またはサービス追加をクリックします。

GameカテゴリーからGameAnvilを選択します。

サービスの有効化を初めて行う場合、次のような決済手段登録ポップアップ画面が表示されます。

画面の案内に従って決済手段を登録すると、次のように組織の作成または選択画面が表示されます。組織を設定した後、[OK]をクリックしてサービスの有効化が完了します。

サービスが有効になり、組織が作成されると、ユーザーは固有のコンソールアクセス権限を持ちます。ユーザーはコンソールに接続し、運営段階で必要なすべての機能を設定し、管理できます。

GameAnvil商品の選択

サービスを有効にすると、GameAnvil商品選択画面が表示されます。GameAnvilコンソールを使用する前に商品を選択する必要があります。

GameAnvilは、ゲームサーバーのシステムノード規模と技術サポート範囲が異なる2種類の商品を提供しています。システムノードはGameAnvil内部でインスタンスとノード、そしてユーザー情報などを管理するために使用されるリソースであり、ユーザーには公開されません。 Standard商品は中・小規模のゲームに適した商品で、冗長化されたシステムノードと豊富な技術サポートを提供します。Premium商品は大規模ゲームに最適化されたシステムノードと、より広い範囲の技術サポートを提供します。サービスするゲームの特性と規模に合わせて商品を選択してください。

GameAnvilサービスダッシュボードの確認

上記のプロセスが完了したら、GameAnvilサービスを使用するすべての準備が整いました。コンソールでGameAnvilダッシュボードを確認できます。