NHN Cloudコンソールから、ロードバランサーの設定値を入力するだけで簡単にロードバランサーを作成できます。目的に応じて、L4ルーティングとL7ルーティングのいずれかのモードを選択して作成できます。
モードはテンプレートを意味するだけで、実際のロードバランサーのタイプとして指定されるわけではありません。L4ルーティングモードでロードバランサーを作成し、L7ルールを追加できます。
ロードバランサーの基本情報を設定します。必要な項目は以下のとおりです。
ロードバランサーが処理するトラフィックの属性を定義します。NHN Cloudのロードバランサーは、1つ以上のリスナーを持つことができます。
無効なリクエストのブロック:使用しないを選択すると、HTTPリクエストヘッダに無効な文字が含まれている場合にブロックします。HTTPとTERMINATED_HTTPSプロトコルを使用する場合にのみ利用できます。
SSL証明書:プロトコルとしてTERMINATED_HTTPSを選択した場合に使用する証明書を登録します。
注意
ポイント
ポイント
TERMINATED_HTTPS証明書の登録方法
ロードバランサーのリスナープロトコルをTERMINATED_HTTPSに指定した場合、SSL証明書を登録するボタンが有効になります。
登録が必要なファイルは「証明書」と「秘密鍵」です。「秘密鍵」とは、サーバー証明書に組み込まれた公開鍵と対になる秘密鍵を意味します。
「証明書」は以下のようにx.509 PEM形式に従います。
-----BEGIN CERTIFICATE-----
(内容省略) -----END CERTIFICATE-----
サーバー証明書とチェーン証明書(Chain Certificate, Intermediate Certificate)を一緒に登録する必要がある場合は、サーバー証明書とチェーン証明書を1つのファイルにして登録する必要があります。
証明書ファイルを1つにする場合は、ファイルの最上部にサーバー証明書を記述し、その下部にチェーン証明書を記述する必要があります。チェーン証明書は順序に関係なく記述できます。
1つのサーバー証明書と2つのチェーン証明書を1つの証明書ファイルにすると、次のような形式になります。
-----BEGIN CERTIFICATE-----
(サーバー証明書内容省略)
-----END CERTIFICATE-----
-----BEGIN CERTIFICATE-----
(チェーン証明書#1内容省略)
-----END CERTIFICATE-----
-----BEGIN CERTIFICATE-----
(チェーン証明書#2内容省略)
-----END CERTIFICATE-----
「秘密鍵」はサーバー証明書に含まれた公開鍵に対応するキーファイルです。登録する「秘密鍵」は、パスワードが削除されていなければ正常に動作しません。
PKCS#1またはPKCS#8 PEM形式を持つファイルを登録できます。
-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----
(秘密鍵内容省略)
-----END RSA PRIVATE KEY-----
または
-----BEGIN PRIVATE KEY-----
(秘密鍵内容省略)
-----END PRIVATE KEY-----
リスナーでTERMINATED_HTTPSプロトコルを使用する場合の証明書の登録方法は、Certificate Managerに登録した証明書を使用する方法と、直接登録する方法の2種類です。
注意
Certificate Managerサービスで証明書を更新した場合、影響を受けるリスナーの証明書も一緒に更新する必要があります。 Certificate Managerに登録した証明書をリスナーに使用するには、「秘密鍵」のパスワードが必ず削除されている必要があり、PKCS#1またはPKCS#8 PEM形式である必要があります。
ロードバランサーはL7データに基づいてロードバランシングを実行できます。L7ルーティングテンプレートを選択してロードバランサーを作成した場合、L7ポリシーが含まれたロードバランサーを作成できます。L7ポリシーはリスナーのプロトコルがHTTP/TERMINATED_HTTPSの場合にのみ正常に動作します。L4テンプレートでロードバランサーを作成しても、後でL7ルールを追加できます。
注意
ポイント
#{protocol}、#{port}、#{host}、#{path}、#{query}のような形式で入力します。たとえば、HTTPで流入したリクエストに対してプロトコルとポート番号のみをHTTPSおよび443ポートに変更したい場合は、プロトコルをHTTPS、ポートを443、ホストを#{host}、パスを#{path}、クエリを#{query}と入力します。ロードバランシングトラフィックを転送する対象メンバーグループを設定します。メンバーグループは、ロードバランサーの作成が完了した後でも追加で作成できます。
注意
メンバーポート及びプロトコルは、メンバーグループ作成後に変更できません。
ポイント
メンバーポートは1~65535の値を持ちます。
ヘルスチェックのための設定もメンバーグループ作成時に決定します。NHN Cloudのロードバランサーは、メンバーグループごとにヘルスチェックの動作を定義できます。必要な項目は以下のとおりです。
注意
メンバーグループ内にポート番号のみが異なるメンバーが複数存在する場合は、ヘルスチェックポートの設定に注意する必要があります。たとえば、192.168.0.10の80ポート、192.168.0.10の8080ポートのように2つのメンバーが存在すると仮定した場合、ヘルスチェックポートにメンバーポートを選択すると、80ポートと8080ポートのそれぞれを対象にヘルスチェックを実行します。もしヘルスチェックポートをカスタムとして選択した後、80を入力すると、メンバーポートが8080ポートであっても80ポートを確認します。もし192.168.0.10の80ポートが有効であれば、192.168.0.10の8080ポートのメンバーも192.168.0.10の80ポートの状態を確認するため、ACTIVE状態とみなします。
ポイント
ロードバランサー作成時にメンバーとして登録するインスタンスまたはIPを指定します。メンバー登録はロードバランサー作成後にも可能です。メンバーは次の2つの方法で登録できます。
削除保護を有効にすると、誤ってロードバランサーが削除されるのを防ぐことができます。削除保護を無効にするまで、該当ロードバランサーを削除することはできません。削除保護を設定したロードバランサーは、リスナー、メンバーグループ、及びL7ルールを削除できません。削除保護を設定したロードバランサーは、ヘルスモニターを削除及び変更できません。
ロードバランサー作成時に適用するIPアクセス制御グループを指定します。IPアクセス制御グループの中で、同一のアクセス制御タイプを持つ複数のグループを選択できます。ロードバランサー作成後も、適用するIPアクセス制御グループを変更できます。
ロードバランサーの作成が完了すると、ロードバランサー一覧画面に戻ります。ロードバランサー一覧画面では、作成されたロードバランサーの基本情報を確認できます。一覧画面で表示される項目は以下のとおりです。
ポイント
ロードバランサーの作成ステータスは、次のいずれかになります。
| ステータス | 意味 |
|---|---|
| ACTIVE | ロードバランサーの作成が完了し、正常に動作中 |
| PENDING_CREATE | ロードバランサー作成中 作成後1時間以内にACTIVEステータスに変わらない場合は、管理者にお問い合わせください。 |
| PENDING_UPDATE | ロードバランサーの設定変更中 設定変更後1時間以内にACTIVEステータスに変わらない場合は、管理者にお問い合わせください。 |
| PENDING_DELETE | ロードバランサー削除中 削除後1時間以内に一覧から消えない場合は、管理者にお問い合わせください。 |
| ERROR | ロードバランサー作成失敗 管理者にお問い合わせください。 |
| ERROR_MIGRATE | ロードバランサー移動失敗 管理者にお問い合わせください。 |
ロードバランサー一覧画面で目的のロードバランサーを選択すると、画面下部に選択したロードバランサーの追加情報が表示されます。詳細画面は2つのタブに分かれています。各タブの説明は次のとおりです。
ポイント
ロードバランサーが接続されたVPCとIPアドレスは変更できません。
ロードバランサーの基本画面から目的のロードバランサーの詳細表示を選択すると、ロードバランサーに接続されたリスナーとメンバーグループを確認できます。このうち、リスナータブを選択してリスナーの作成、変更、削除を実行できます。
リスナー作成をクリックすると、リスナーを追加で作成できます。リスナー追加に必要な項目は、ロードバランサー作成時の基本リスナーで必要な項目と同じです。リスナー追加時に、既存のリスナーが使用しているロードバランサーポートは使用できません。
変更するリスナーでリスナー変更をクリックすると、リスナーの設定を変更できます。
注意
リスナーのポートおよびプロトコルは変更できません。
TERMINATED_HTTPSプロトコルを使用するリスナーの場合、リスナー詳細画面の証明書タブで複数の証明書を管理できます。
注意
証明書追加時にロードバランサーが再起動します。再起動する過程で既存の接続済みのセッションは維持されますが、新規セッションは処理できません(約1秒未満)。したがって、サービスに影響を与えない時間帯に実行することを推奨します。
注意
デフォルト証明書変更時にロードバランサーが再起動します。再起動する過程で既存の接続済みのセッションは維持されますが、新規セッションは処理できません(約1秒未満)。したがって、サービスに影響を与えない時間帯に実行することを推奨します。
注意
ロードバランサーのリスナーでカスタムレスポンスを設定できます。カスタムレスポンスを利用すると、特定のHTTPエラーコードが発生した際に、任意のカスタムメッセージやHTMLなどの内容を直接ユーザーに送信できます。
text/html、text/plain、application/json、application/javascript、text/cssから選択)ポイント
同一リスナー内で、各エラーコードは1回のみカスタムレスポンスとして登録できます。
注意
カスタムレスポンスの追加、修正、または削除時にリスナーが一時的(1秒未満)に再起動する可能性があるため、サービスへの影響が少ない時間帯に変更作業を実行することを推奨します。
ロードバランサーのリスナーでX-Forwardedヘッダ設定を照会及び変更できます。X-Forwardedヘッダは、クライアントのオリジン情報(プロトコル、ポート、IPアドレス)をバックエンドサーバーに送信するために使用されます。
注意
X-Forwardedヘッダの設定を変更すると、ロードバランサーが再起動します。再起動の過程で既存の接続済みセッションは維持されますが、新規セッションは処理できません(約1秒未満)。したがって、サービスに影響を与えない時間帯に実行することを推奨します。
削除するリスナーでリスナー削除をクリックすると、該当するリスナーが削除されます。
注意
リスナーの作成/修正/削除時にロードバランサーが再起動します。再起動の過程で既存の接続済みセッションは維持されますが、新規セッションは処理できません(約1秒未満)。したがって、サービスに影響を与えない時間帯に実行することを推奨します。
ロードバランサー画面で任意のロードバランサーの詳細表示を選択すると、ロードバランサーに接続されているリスナーとメンバーグループを確認できます。このうち、メンバーグループタブを選択して、メンバーグループの作成、変更、削除を実行できます。
メンバーグループ作成をクリックすると、メンバーグループを追加で作成できます。メンバーグループの作成に必要な項目は、ロードバランサーの作成時にメンバーグループで必要となる項目と同じです。
メンバーグループ変更をクリックすると、メンバーグループに関連する設定を変更できます。
注意
メンバーポート及びプロトコルは、メンバーグループ作成後に変更できません。
削除するメンバーグループを選択し、メンバーグループ削除をクリックすると、該当するメンバーグループが削除されます。
注意
メンバーグループの作成/修正/削除時にロードバランサーが再起動します。再起動の過程で既存の接続済みセッションは維持されますが、新規セッションは処理できません(約1秒未満)。したがって、サービスに影響を与えない時間帯に実行することを推奨します。
ポイント
メンバーグループが削除されると、該当するメンバーグループをアクション対象としていたL7ルールは、アクションタイプがブロックに変更されます。
ロードバランサーの詳細表示画面でメンバーグループタブを選択した後、任意のメンバーグループを選択すると、メンバーグループの詳細情報及びメンバーグループに属するメンバーのステータスを確認できます。
メンバーグループを選択すると、画面下部に基本情報、メンバー、ヘルスチェックタブが表示されます。メンバータブを選択し、任意のインスタンスまたはIPアドレスをメンバーとして登録できます。インスタンスの追加は、ロードバランサーが接続されているVPC、及び該当VPCにピアリングされたVPCに属するインスタンスのみ可能です。メンバーごとに宛先ポート番号を直接指定でき、該当する宛先ポート番号でロードバランシングが実行されます。
注意
メンバーグループ内にポート番号のみが異なるメンバーが複数存在する場合は、ヘルスチェックポートの設定に注意する必要があります。たとえば、192.168.0.10の80ポート、192.168.0.10の8080ポートのように2つのメンバーが存在すると仮定した場合、ヘルスチェックポートにメンバーポートを選択すると、80ポートと8080ポートのそれぞれを対象にヘルスチェックを実行します。もしヘルスチェックポートをカスタムとして選択した後、80を入力すると、メンバーポートが8080ポートであっても80ポートを確認します。もし192.168.0.10の80ポートが有効であれば、192.168.0.10の8080ポートのメンバーも192.168.0.10の80ポートの状態を確認するため、ACTIVE状態とみなします。
特定のメンバーを一時的にサービスから除外できます。除外するメンバーを選択し、メンバー無効化ボタンをクリックした後、確認をクリックします。 除外されたメンバーの使用項目はXになり、メンバーステータスはONLINEに変更されます。
ポイント
メンバーのステータスは、次のいずれかになります。
| ステータス | 意味 |
|---|---|
| ACTIVE | メンバー接続完了、正常に動作中 |
| INACTIVE | メンバーのヘルスチェックが実行されていない状態 |
| ONLINE | メンバーが無効化されている状態 |
| OFFLINE | メンバー接続失敗 管理者にお問い合わせください。 |
使用しなくなったメンバーは削除できます。削除するメンバーを選択し、メンバー削除をクリックすると削除されます。ロードバランサーのメンバーから削除されても、インスタンス自体が削除されることはありません。
注意
メンバーの追加/無効化/削除時にロードバランサーが再起動します。再起動の過程で既存の接続済みセッションは維持されますが、新規セッションは処理できません(約1秒未満)。したがって、サービスに影響を与えない時間帯に実行することを推奨します。
ロードバランサーの一覧画面で削除するロードバランサーを選択し、削除ボタンをクリックすると、該当するロードバランサーが削除されます。
IPアクセス制御機能の詳細については、IPアクセス制御のドキュメントをご参照ください。
IPアクセス制御グループを作成するには、アクセス制御グループの作成ボタンをクリックし、次の値を入力します。
確認をクリックすると、アクセス制御グループと対象が作成されます。
ポイント
IPアクセス制御グループとIPアクセス制御対象の数
プロジェクトごとにアクセス制御グループを最大10個まで作成できます。 プロジェクトごとにアクセス制御対象を最大1,000個まで作成できます。
IPアクセス制御グループのプロパティを変更できます。変更可能なプロパティは名前と説明です。「IPアクセス制御タイプ」プロパティは変更できません。
選択したIPアクセス制御グループを削除できます。グループを削除すると、グループに属する全てのアクセス制御対象も削除されます。 IPアクセス制御グループを削除すると、このグループを使用しているロードバランサーは該当するポリシーを使用しなくなります。
アクセス制御グループを選択すると、下部にアクセス制御対象メニューが表示されます。 アクセス制御グループに対象を追加すると、このアクセス制御グループを使用している全てのロードバランサーに、追加されたIPまたはCIDRのポリシーが反映されます。
アクセス制御対象のプロパティを変更できます。説明のみ変更可能です。
アクセス制御グループを選択すると、下部にアクセス制御対象メニューが表示されます。 アクセス制御グループに属する対象を削除すると、このアクセス制御グループを使用している全てのロードバランサーで、該当するIPまたはCIDRのポリシーが削除されます。
IPアクセス制御グループを適用するロードバランサーを選択します。該当するロードバランサーに設定するグループを選択し、確認をクリックします。 「アクセス制御タイプ」が同じ複数のグループをロードバランサーに適用できます。
SSLポリシーは、リスナーで使用する最小TLSバージョンと暗号化スイートの組み合わせを定義したカスタムセキュリティポリシーです。SSLポリシーの概念と選択可能な暗号化スイートの一覧については、カスタムSSLポリシーのドキュメントをご参照ください。
SSLポリシーを作成するには、SSLポリシー作成ボタンをクリックし、次の値を入力します。
SSLv3、TLSv1.0、TLSv1.0_2016、TLSv1.1、TLSv1.2、TLSv1.3のいずれかを選択します。注意
ポイント
SSLポリシーはプロジェクトごとに最大10個まで作成できます。
SSLポリシーの名前、説明、暗号化スイートを変更できます。最小SSL/TLSバージョンは変更できません。
SSLポリシーの暗号化スイートを変更すると、該当するポリシーが適用された全てのリスナーの設定が自動的に更新されます。
注意
SSLポリシーの変更時に、該当するポリシーが接続されたリスナーのロードバランサーが再起動します。再起動の過程で既存の接続済みセッションは維持されますが、新規セッションは最大1秒以下処理されない場合があります。サービスに影響を与えない時間帯に実行することを推奨し、変更画面で案内チェックボックスを選択した場合に変更が進行されます。
SSLポリシーを削除できます。ただし、1つ以上のリスナーに接続されたSSLポリシーは削除できません。先にリスナーのSSLポリシーを使用しないに変更して接続を全て解除した後、削除する必要があります。
SSLポリシーは、リスナー作成画面またはリスナーの変更及び詳細情報画面でリスナーに接続します。
NHN Cloudでは、基本インフラサービスのセキュリティと安定性を向上させるため、定期的にロードバランサー機器のソフトウェアをアップデートしています。ロードバランサー機器のメンテナンスのために、メンテナンス対象機器で稼働中のロードバランサーは、再起動を通じてメンテナンスが完了したロードバランサー機器に移行する必要があります。
再起動が必要なロードバランサーは、名前の横に! 再起動ボタンが表示され、このボタンを使用して再起動できます。
メンテナンス対象に指定されたロードバランサーがあるプロジェクトに移動し、次の手順で再起動を実行します。
! 再起動ボタンの上にマウスポインターを合わせると、詳細なメンテナンスのスケジュールを確認できます。サービスに影響を与えない時間帯に実行してください。



ロードバランサーが再起動している間は、該当するロードバランサーに対して一切の操作を実行できません。 ロードバランサーの再起動が正常に完了しない場合は自動的に管理者に報告され、NHN Cloudから別途ご連絡します。