この文書では、次のような内容を説明します。
サービス使用前の必須事項
NHN Cloud VMサーバー

NHN Cloud VMサーバーの場合、SSH接続またはNHN Cloud Agentでサーバーの配布コマンドを伝達します。
SSH接続の場合ターゲットサーバーのIP、ポート、ファイアウォール例外処理などのSSH接続のための準備が必要です。
NHN Cloud Agentの場合NHN Cloud Agentインストール、有効性確認などのNHN Cloud Agentを使用するための準備が必要です。
NHN Cloud VM以外のサーバー

NHN Cloud VM以外のサーバーの場合、SSH接続のみでサーバーの配布コマンドを伝達できます。
配布前に配布ターゲットサーバーとSSHで接続する必要があるため、
ターゲットサーバーのIP、ポート、ファイアウォール例外処理などのSSH接続のための準備が必要です。
NHN Cloud Agentを使用するための準備
OS別NHN Cloud Agentのインストール
- NHN Cloud Agentで配布コマンドを伝達するにはNHN Cloud Agentをインストールする必要があります。
- NHN Cloud Instanceサービスでインスタンスを作成する際、追加設定 > ユーザースクリプトに下記のLinux、Windows OSに合ったインストールスクリプト内容を追加してインストールできます。

- 追加設定 > ユーザースクリプトが使用できない場合は、直接インスタンスに接続してインストールスクリプトを実行します。
Linuxインストールスクリプト
#!/bin/bash
curl 'https://kr1-api-object-storage.nhncloudservice.com/v1/AUTH_2acdfabf4efe4efc8a04c00b348110c9/cdn_origin/prod_tcdeploy/qemu/cloud_agent_install_linux_1.0.0.sh' | sudo bash
Windowsインストールスクリプト
#ps1_sysnative
Invoke-WebRequest -UseBasicParsing 'https://kr1-api-object-storage.nhncloudservice.com/v1/AUTH_2acdfabf4efe4efc8a04c00b348110c9/cdn_origin/prod_tcdeploy/qemu/cloud_agent_install_windows_1.0.0.ps1' | Invoke-Expression
NHN Cloud Agentのインストール確認
- NHN Cloud Deployサービスで作成したインスタンスを追加してサーバーグループを作成します。
- サーバーグループを作成する際、OS及びShell Typeを必ずご確認ください。Shell Typeのデフォルト値は /bin/bash(Linux), powershell(Windows)です。

- 配布タブに移動した後、上記の手順で作成したサーバーグループを選択し、シナリオ項目で新規作成をクリックします。

- 左側の入力欄にシナリオ名を入力し、Taskの追加をクリックしてNormal TaskのUser Commandを選択します。

- Commandに
pwd
などの影響を与えないコマンドを入力し、作成をクリックします。



NHN Cloud Agentサービスのインストール及び有効性確認に成功しました。
SSH接続のための準備
OS別要件
Linux
Windows
- SSHインストール必要
- OpenSSH_for_Windows_8.6p1, LibreSSL 3.3.3バージョン以上
- Windows Server 2019を使用する場合、OpenSSHを別途インストールする必要があります
- SSH Shell: PowerShellを指定
NHN Cloud VM配布要件
グローバルIPの付与
- NHN CloudのVMインスタンスに配布するにはVMインスタンスFloating IPを作成してグローバルIPを付与する必要があります。
セキュリティ例外追加
- 配布するVMインスタンスのセキュリティグループにDeployサービスIP(下記)をSSH Ruleに追加します。
133.186.185.112/28
117.52.123.201/32
117.52.123.202/32
参考)セキュリティ例外を追加する方法

- NHN CloudコンソールのNetworkサービスのうちSecurity Groupsを選択します。
- 現在のVMに設定されているセキュリティグループを選択するか、+ セキュリティグループを作成をクリックして新規セキュリティグループを作成します。
- + ボタンをクリックします。
- 方向:受信を選択します。
- IPプロトコル:ユーザー定義TCPを選択します。
- ポート: 22を入力します。(SSH Port)
- 遠隔: CIDRにIPを入力します。帯域を入力することもできます。(例:133.186.185.112/28)
NHN Cloud VM以外のサーバーの配布要件
グローバルIPの付与
- SSH接続のためにグローバルIPを付与する必要があります。
ファイアウォール及びNetwork ACL設定
- 外部からアクセスできるように、以下のIPに対してネットワークとファイアウォールの例外設定を追加してください。
133.186.185.112/28
117.52.123.201/32
117.52.123.202/32
SSH接続の準備またはNHN Cloud Agentサービスインストール及び有効性確認が完了した場合、Deployサービスを使用して配布できます。
詳細については、Deploy > コンソール使用ガイドで確認できます。